紫外線アレルギーとは、
その名称から連想される通り
紫外線を浴びることで、さまざまなアレルギー症状が現れることを指します。
一般的には紫外線アレルギーや日光アレルギーという呼ばれていますが、
医療現場だと「光線過敏症」や「光線過敏反応」という表現のほうがメジャーなので、
こちらで聞いたことがある方もいらっしゃるかも知れません。
この記事では紫外線アレルギーで現れやすい部位と症状について解説していきます。
紫外線アレルギーの症状が現れやすい部位
紫外線アレルギーが現れやすいのは、
顔、首、デコルテ、手の甲などの日光に当たりやすい部分です。
紫外線によってアレルギー反応が現れるので、
当然といえば当然ですね。
(日光を浴びていない部分にも合わせて症状が出るケースもあります)
女性であれば、顔の紫外線対策は自然としている方が多いでしょう。
最近のファンデーションやBBクリーム、化粧下地などの多くには、
UVカットのための成分も含まれています。
そのぶん、首やデコルテに別途日焼け止めクリームを塗るのを、
忘れたり、サボったりしやすくなるという一面もあります。
また日焼け止めの効果をしっかり保つためには、
3時間を目安に塗り直しをすることが必要なのですが、
「メイクが崩れそうだから」とサボった結果、
紫外線アレルギーが現れるケースも少なくありません。
注意したいところです。
また人によっては、目に紫外線アレルギーの症状が現れたり、
体調に変化が起きる場合もあります。
紫外線アレルギーの症状
次に紫外線アレルギーで現れる症状について、
詳しくみていきましょう。
★肌に現れる症状
肌に現れる症状で圧倒的に多いのは、赤みや湿疹(ブツブツ)です。
これらに痒み(かゆみ)を伴うケースも多く、
「掻きむしって、余計に悪化させてしまう」というパターンも珍しくありません。
酷くなると赤く腫れあがって熱をもったり、
じんましん、水ぶくれなどの症状が現れることもあります。
★目に現れる症状
目に現れやすい紫外線アレルギーの症状は充血です。
他にも腫れや異物感(ゴロゴロする)、
太陽を浴びると沁みるような感覚がしたり、涙が出てくるなどの症状が現れることもあります。
こうした症状は、紫外線による角膜の炎症によって現れている場合がほとんどです。
但し、重症になると水晶体にまでダメージがいっていることもあります。
水晶体は回復することが出来ませんので、そうなる前に眼科に行きましょう。
★体調などに現れる症状
日光の熱や紫外線による体力の消耗や眼精疲労といったダメージが重なると、
体調面にも変化が現れることがあります。
パターンとしては頭痛や吐き気が多く、
場合によっては、熱が出ることもあります。
症状がつらいなら受診も視野に入れよう
以上、紫外線アレルギー(光線過敏症)による症状の紹介でした。
なるべく紫外線を浴びないようにするのはもちろんのこと、
症状が重い場合は病院での治療も考慮しましょう。
紫外線アレルギーの症状のは、
他のアレルギーや単なる体調不良と似ているため、
自己判断が難しい一面もあります。
判断に迷う場合も、眼科や皮膚科などで相談してみると良いでしょう。