さくらんぼの発芽方法って、
どうすれば良いの?
美味しく食べたさくらんぼ。
「種を埋めてみたけど、発芽しない…。」
「何度か撒いてみても、
1度も芽が出たことがない…」
そんな声も、結構聞きます。
それもそのはず。
実はさくらんぼの種って、
すごく発芽しづらいんです。
でも諦める必要はありません!
発芽方法のポイントを押さえることで、
発芽率をぐぐっと上げることが出来ます♪
この記事ではそのポイントも、
しっかり紹介していきます^^ノ
具体的な発芽方法の前に…
さて、発芽率を上げる方法を、
紹介していきたいところなのですが…
その前に当ブログの
上記の記事をまだ読んでいない方は、
ご一読いただくことをオススメします。
さくらんぼを育てる前に、
知っておいたほうが良いことをまとめてあります。
成功率の高いさくらんぼの発芽方法
それでは、いよいよ、
さくらんぼの発芽率を上げるための
方法を紹介していきます。
★数は多めに確保!
(世の中、大体のことは数でカバーできる)
さくらんぼの種は、
発芽率が低いほうです。
特にお中元などでも人気がある品種は、
わざと種から発芽しづらいように
改良されているケースもあるので、多めに確保しましょう。
(自社のさくらんぼの売り上げを守るためには、
種から簡単に増やされたくないでしょうしね^^;)
★水に入れて種を選別
食べ終わったばかりの種は
周りがヌルヌルしています。
キレイに洗ってから、
水を張ったカップに入れてみましょう。
そのまま1日様子を見ます。
このとき浮いてくる種は、
発芽する可能性がかなり低いので、
除外して下さい。
★発芽には「低温湿層処理」が必須!
さくらんぼの種を発芽させるには、
程良く湿った状態で、冬の寒さを経験させる必要があります。
「低温湿層処理」と呼ばれる方法なのですが、
これをしなければ、ほぼ発芽しません。
具体的には、
5℃以下の程良く湿った土の中で、
3ヶ月程度、種に低温状態を経験させます。
このときに種が過度に乾燥してしまうと、
発芽しなくなるので注意が必要です。
★家庭用冷蔵庫での種保存は微妙…
さくらんぼの種を湿らせたティッシュなどで包み、
冷蔵庫に保存しておく…
という人もいるようです。
ただ一般家庭の冷蔵庫だと、
温度が保存には高すぎるので、
予期せぬ時期に発芽してしまうケースがあります。
土のない場所で発芽すると、
栄養を吸収できず駄目になりますし、
すぐ気付いて外に植えても、
生えたばかりの芽に
寒い冬を越すだけの力はありません。
なので、この方法は避けたほうが無難でしょう。
★殻を割って発芽を助ける方法も
さくらんぼの種って、
殻がかなり堅いですよね。
なので1度掘り出して殻を割り、
土に戻して、発芽を助ける方法もあります。
あまり早めに割ると、
寒さで土が凍ったときに、
種が駄目になることがあるので、
3月上旬頃がオススメです。
このとき、種の中が液体状になっていることがあります。
これは種を取った実が熟していなかったか、
受精不全で胚が充分に育っていない種です。
もちろん発芽しませんので、捨てましょう。
上記ポイントを押さえた発芽方法の例
以上が、
さくらんぼの種から、
発芽を成功させるポイントです。
これらのポイントを押さえた方法で、
比較的手軽なものを、
1つ例に紹介したいと思います。
1.食べたあと洗って、水に入れ種の選別
2.室外に置いてあるプランターなどに土中保存
(水はけはある程度良くしておく)
3.土が乾きすぎないよう注意する
4.2月頃に本来の場所に種を撒く
(場合によっては、3月上旬に殻を割る)
こうして書くと簡単そうですが、
「長期間、土が乾きすぎないように管理する」
というのは、
やってみると結構大変です^^;
ここまでやっても、
必ず発芽するわけではありません。
でも20個くらい埋めておけば、
そのうち何個かは発芽する可能性が高いでしょう。
試行錯誤もさくらんぼ育成の楽しみ?
こうしてまとめてみると…
さくらんぼって、
発芽方法だけでも、大変!
しかも芽が出てからも、
実がなるまでには数年かかるし、
育ってくると害虫もつきやすかったりして、
なかなか厄介な果樹なんです;
高価なうえに、数も出回らない果物には、
やっぱりそれだけの理由があります(ノ∀`)
でも発芽方法1つとっても、
いろいろ調べて、
芽が出てからも時間をかけて育てると、
その分、愛着も湧きますし、
試行錯誤も育成の楽しみです^^
ちょっと手強い果樹ではありますが、
そのぶん、やりがいはありますよ!
苗程度まで育ったあとの育成方法は、
こちらの記事にまとめてあります。
発芽に無事成功された方は、
是非、読みに来て下さい。