2月3日といえば節分。
日本では伝統行事となっていますが、
外国だとどうなのでしょうか?
日本と全く同じ節分ではないにせよ、
似たような行事なら、
ありそうですよね。
気になったので、
調べてみました!
サクッとおさらい!日本の節分
まず最初に
日本の節分について、
サクッとおさらいしてみましょう。
・「節分」の本来の意味は
各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。
・ただし一般的には2月3日の厄除けの行事のことをいう。
・「鬼は外、福は内」と豆を撒いたり、
年の数だけ豆を食べる方法が一般的。
・大阪を中心とする一部地域では、
その年の恵方を向いて微笑みながら食べる
「恵方巻」の風習もある。
大雑把にまとめると、
こんな感じですね。
調べてみると、
まったく同じ形式の節分をしている国はありませんでした。
ただし「節分に似通った部分がある風習」
ならいくつかあったので、
紹介していきますね。
中国には節分の起源となった行事が!?
まずはお近くの中国。
実は昔の中国には、
「追儺(ついな)」や「鬼やらい」と呼ばれる
節分に似た意味を持つ行事がありました。
もともと
「季節の変わり目には邪鬼が入り込む」という考え方は、
中国のものなのです。
ただ豆を撒くのではなく、
陰陽師の祈祷によって追い払うので、
ビジュアルはだいぶ違いますけどね。
でも根っこにある意味合いは、
日本の節分と同じです。
(因みに日本の節分はこの「追儺」と
神社仏閣での「豆打ち」の儀式とが
合わさって庶民に広がったものだといわれています。)
しかしこの追儺・豆うち、
現在の中国では、もう行われていないようです。
スペインの厄払いは節分に少し似てる?
スペインでは厄年
(女性は14歳と34歳、
男性は24歳と44歳)に、
家族や親類・友人などに囲まれて、
年齢の数だけ馬の肉片を食べます。
そのあとは一昼夜にわたって、
歌い踊り続けることで、
厄が払われるそうです。
「歳の数だけ決まったものを食べて、
災厄を払う」
という部分が、
日本の節分と共通していますね。
イギリスの厄払いも近い形式?
イギリスの場合、
女性の場合は年齢に7が付く歳、
男性の場合は年齢に4が付く歳が厄年です。
そして厄年になると、
自分の年齢の数だけの木の実を集め、
3日3晩、外気にさらします。
そのあと近所に庭先で、
出来るだけ多くの人に見守られながら、
その木の実を焼いて、厄除け完了です。
こちらも
歳の数だけ~という部分が共通しています。
海外から見ると日本の節分は…
以上、
「外国でも節分やそれに似た行事はあるのか?」でした。
節分で行う催しのなかでも、
特に印象が強い
「豆をぶつけて追い払う」
というのは、
どうやら日本独自の風習のようです。
因みに海外から見ると、
日本の豆まきは、
「厄払いというより楽しそうなイベント」
に見えるそうですよ。