「虫って、何階くらいまで来るの?」
と疑問に思ったことはありませんか?
特別、虫が苦手ではないとしても、
住居には入って欲しくない人がほとんどでしょう。
私の場合は、蚊による睡眠妨害(なんで耳元に来るんですかね…)が、
本当に嫌で嫌で…
というわけで、この記事では、
・蚊などの虫はどの程度の高さまで飛べるのか
・マンションなどの高層階に住めば虫から解放されるのか
この2つについて、紹介していきます。
虫はどの程度の高さ(何階)まで飛べるのか?
結論から言うと種類にもよるものの、
虫が飛べる高さは8~12メートルくらいまでです。
なので地面をスタート地点とするなら、
虫は2階、頑張っても3階までしか、
飛べないということになります。
虫は軽いので、
風に飛ばされることもありますが、
それでも数メートルプラスされるくらいです。
なので虫が自然の力によって、
マンションの高層階まで辿り着くことは、
まず無いと言って良いでしょう。
でもマンションの高層階で目撃情報が!?
さて、上記のとおり、
基本的に虫は3階程度までしか、
やってこないはずなのですが…
実際は8階や9階どころか、
15階以上でも、虫に入り込まれた報告があります。
特に蚊なんかは、よく聞く気がしますね。
いったいどうしてなのでしょうか?
結論から言うと、
「自力で飛ばなくたって、入り込む方法は幾つもある」
「上記の方法でやってきた虫が、
高層階のベランダで繁殖しているケースもある」
ということです。
具体的には、どんな方法で入り込んで来るのか?
代表的な例を紹介していきます。
●ケース1.人と一緒に入ってくる
血を吸っている最中の蚊が、
そのまま上の階に運ばれて侵入。
かばんに虫が付いていたのに気づかず、
そのまま部屋の中に…
郵便物の外装や中身に、
虫やその卵が付いているのに、
気づかずに部屋に入れてしまう…
など、
人が虫を運んできてしまうケースは珍しくありません。
こういう経路であれば、
何階だろうが関係なく虫が入り込んで来ます。
●ケース2.ペットにくっついてくる
上記のケースのペットverですね。
散歩中の犬などにノミやマダニ、ケジラミなどが付いて、
高層階まで持ち込まれることは珍しくありません。
自分の飼っているペットに対応した、
虫除け対策は必須です。
●ケース3.エレベーターで上層に移動してくる
エレベーターも虫の侵入経路の1つです。
4階以上の集合住宅であれば、
エレベーターはだいたい付いていますよね。
6階以上の高層マンションなら、
法律上の義務としても取り付ける必要があります。
そしてエレベーターには多くの場合、
電灯が付いており、
これが虫を引き寄せてしまうのです。
誘蛾灯(ゆうがとう)なんていう物が存在するくらいには、
虫は明かりを好みますから…
またエレベーターのなかは狭いので、
乗っていた人が排出した二酸化炭素が残留していることも珍しくありません。
蚊のように二酸化炭素に引き寄せられる虫が、
エレベーターに乗る要因になります。
●ケース4.高い木にいる虫が入ってくる
結構な高さがある木ってありますよね。
マンションのすぐ近くにそういう木がある場合、
4階以上でも、虫が入ってくる可能性が少し上がります。
木に住み着いている虫が、
その高さを活かして、ベランダに入り込んでくる場合があるからです。
●ケース5.ベランダなどに発生源がある
ベランダには知らないうちに、
水溜まりが出来ていることがありますよね。
ここまでに書いた方法で、
上層階にやってきた虫たちが、
そこで繁殖してしまうケースもあるので、注意が必要です。
またベランダにプランターなどを置いている場合、
そこが虫の温床となっている場合もあります。
自分のベランダは問題ない場合でも、
隣や階下のベランダが虫の温床となっていて、
そこから虫がやって来るケースもあるようです。
何階でも虫が出る可能性はあるけれど
というわけで…
マンションの何階でも「完全に虫と無縁」とまではいきません。
どれだけ高い階に住んでも、
人間が出入りする環境であれば、
虫が入り込む可能性もゼロには出来ないのです。
とはいえ、高い階に住んだほうが、
1階や2階よりも虫が少ないことが多いのも事実です。
なので、虫が苦手な人は、
4階以上の物件に住むことを検討するのも良いでしょう。