栗は剥く前に、水につけることが多いもの!
皮がやわらかくなって剥きやすくなりますからね。
鬼皮(外側の固い皮)だけではなく、
渋皮(鬼皮の内側にある薄い皮)を剥く場合にも、
水につけたりします。
また剥いたあとにも水につけます。
こちらは変色を防ぐため、多少のアク抜きにするため。
さて、この2度の「栗を水につける時間」ですが、
具体的にどれくらいの時間を置けば良いのか?
悩む方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
この記事では、
「それぞれどれくらいの時間、水につければ良いのか」と
「なるべく早く済ませたい場合はどうすれば良いのか」を紹介していきます。
鬼皮を剥く前に水につける時間
栗の鬼皮(外側にある固い皮のことです)をやわらかくするために、
一番手軽な方法である「水につける」というやり方。
キチンと柔らかくしたいなら、
半日~丸一日、水につけたいところです。
鬼皮は分厚いので、これくらい時間をかけたほうが剥きやすくなります。
ただ「今夜の晩御飯に食べたいんじゃー!今から半日もないわ!」というケースもあるでしょう。
その場合は、一時間程度、水につけるだけでもある程度は変わってきます。
もしくはお湯、ぬるま湯などを活用すると、
更に短時間で柔らかくすることが出来ますよ。
熱湯であれば3分間つけるだけでも、ずいぶん剥けやすくなります。
お急ぎのときは試してみて下さいね。
ただお湯、ぬるま湯を使う方法は、
あまり長い時間すると、火が通り過ぎて煮くずれしやすい栗になってしまうので注意して下さい!
渋皮を剥くときに水につける時間は?
栗ご飯などを作る場合は、渋皮もきれいに剥きますよね!
このときも水につけるだけなら、
半日くらいはつけておきたいところです。
(鬼皮を剥いたあとで更に半日くらいです)
長時間、水につけてふやけた渋皮なら、
包丁で剥くのも、スプーンなどで削り取るのも楽ですよ。
「そんな時間はない!今晩n(以下略)」という場合は、
水につける以外の方法を取り入れたほうが良いですね。
少量なら火を使う方法がオススメ!
フライパンの強火で渋皮を焦がしたあと、
濡れ布巾(ふきん)でを拭き取るといい感じに剥けます。
(冷める前に拭くのがオススメ!)
あとは塩水で渋皮が白くなるまで茹でてから、
冷水につけると短時間で皮がふやけて剥けてきますよ!
皮剥き後に水につけるときは程良く!
まず前提条件ですが、
水につけるだけではキレイにアク抜きはされません。
気持ち程度のアク抜きと、料理するまでの変色防止だと思って下さい。
(しっかりアク抜きしたいのなら、
何度も煮込むか、重曹やミョウバンを使って煮込むか…
といった、結構な手間がかかります)
つける時間としては2~3時間くらいが目安です。
あまり長くつけすぎると、栗の風味も落ちてしまうことがあるので注意しましょう。
自分の都合に合わせて皮剥き&アク抜き方法を選ぼう!
栗を水につける理由は、皮を剥くためやアクを抜くためです。
水につける方法はとても手軽ですし、
大量の栗でもまとめて出来るので、人気があります。
ただ、そのぶん時間がかかりますし、
アク抜きの効果も薄くなります。
ここでも幾つか紹介したように、
栗の皮剥きやアク抜きの方法は他にもあります。
皮剥きに関しては、こういう専用の道具もあります。
なんと鬼皮と渋皮が一緒に剥ける!!
水につけて、剥いて…といった手間と時間を省きたいならオススメです。
ただもちろん、専用の道具をわざわざ買うほど、
頻繁に栗料理をするのか?とか、量はどれくらいなのかとかにもよりますけどね^^;
自分が何を重視したいか?を、考えたうえで選ぶと良いでしょう。