人気植物の1つであるウスネオイデス。
上記写真のように覆い茂ると壮観ですね。
でもウスネオイデスは枯れるケースも結構あるんです。
「土がなくても育てられるエアープランツ!
丈夫で病気もしにくいし、水やりも少なくてOK!」
なんて触れ込みから、育てやすいと思っていたのに、
「何度も枯らしてしまった」とか「元気がない」とかいう声も珍しくありません。
この記事では、そんなウスネオイデスが枯れる原因と対策を、
いくつかのパターンに分けて紹介していきます。
ウスネオイデスが枯れる原因をまず解明!
ウスネオイデスが枯れてしまうパターンは幾つかあります。
★蒸らしてしまった
ウスネオイデスが枯れる原因として、
よく挙げられるものの1つ。
”内側から”枯れている場合、この原因であることが多いです。
(風通しが悪く、蒸れやすい内側からダメージを受けるため)
まあ命あるものですから、蒸らしたら死にますよね。
当然といえば当然です。
【対策】
霧吹き(ミスティング)やソーキングで水をあげたあとは、
風通しを良くして乾かす。
※ソーキングとは、バケツなどの器に水を張って、
なかにエアプランツを浸けることを言います
例えば、束を太くしすぎない(内側に風が通らないため)、
室内なら扇風機を使うなどの工夫も必要。
ソーキングのときに、長時間つけすぎないことも大事。
(3~4時間程度がオススメ)
★直射日光に当てすぎた
ウスネオイデスが”外側から”枯れていったという場合、
可能性が高い原因の1つ。
「暑い地域出身の植物だし、チランジアの銀葉種だから、
日光にはかなり強いはず!お日様にたっぷり当ててあげよう!」
と考えた結果、枯らせてしまう…というパターンは結構あります。
※チランジアの銀葉種について詳しくはコチラ
確かにウスネオイデスは南米出身の植物です。
しかし実際には、他の木の影になるような場所で生息していることもあますし、
葉自体は細いので、強い日差しに当てすぎると普通に枯れます。
【対策】
可能な場合は移動させる。
もしくは衝立(ついたて)などを使って、日陰を作る。
特に真夏の直射日光は避けたい。
★乾燥させてしまった
”外側から”枯れている場合に考えられる原因その2。
特に”先端から”枯れてきているのであれば、乾燥が原因である可能性が高いです。
また内側から枯れているときでも、
「霧吹きのみの水やりだった。内側にも水をかけるよう配慮をしてなかった」
という場合は、乾燥が原因であるケースもあります。
【対策】
水やりの回数を増やす、出来るだけ満遍なく水分を与える。
基本的には霧吹きで毎日1回。真夏は朝・夕の2回与えてもOK!
冬場は週2回程度を目安に。
水を与えたあとは、風通しを良くして蒸れないようにして
★カビが生えてしまっている
屋内栽培をしている場合に起こりやすい症状の1つ。
ウスネオイデスに黒い点々が付いている場合、
カビが生えてしまっています。
【対策】
風通しを良くする。
日光が届きづらいところで育てている場合、
ある程度は日光浴をさせる。
(但し日差しが強い日の直射日光は避ける)
枯れ始めても諦めないで!
以上、ウスネオイデスが枯れる原因と対策でした。
「暑さにも寒さにも病気にも強い丈夫な植物」
といわれるウスネオイデスですから、
枯れてしまって驚く人も多いと思います。
しかし実は室内栽培の難易度は高めです。
風通しの悪さから、どうしても蒸れたり、カビが生えたりしやすいのです。
ただしウスネオイデスは枯れ始めても、復活する場合があります。
枯れた部分を取り除いてから、
適切な育て方に切り替えれば、また元気を取り戻すこともあります。
なので少しくらい枯れ始めたとしても、諦めずにトライしてみる価値はありますよ!
この記事が参考になれば幸いです。