真夏の暑さにも強いエアプランツ(エアープランツ、チランジア)。
土がなくても育てられる品種が多い点や、
乾燥に強い点から、ひそかな人気を誇っています。
当記事ではそんなエアプランツの種類を分かりやすく解説していきます。
かんたんな見分け方も紹介しますよ!
エアプランツの種類とその見分け方
もともとエアプランツ(エアープランツ)とは、
着生植物のうち、根からの水分吸収に頼らなくても済むように進化した植物を指す言葉でした。
しかし現在ではチランジア(ハナアナナス属)というカテゴリの植物に対して使われる言葉へと変化しています。
なのでこの記事内では、
エアプランツ=チランジアという定義で、
話を進めていきますね!
エアプランツは大きく3つの種類に分けられます。
エアータイプ:銀葉種
エアータイプ:緑葉種
タンクタイプ
です。
上記を見ていただければわかるとおり、
まずエアータイプとタンクタイプに分かれたうえで、
エアータイプのなかにも銀葉種と緑葉種があるという形になります。
★エアータイプ
表面に生えている「トリコーム(鱗片・りんぺん)」という器官によって、
雨や空気中の水分を吸収することが出来るタイプ。
葉の表面に白く細かい毛が生えているように見えます。
エアプランツ(チランジア)と聞いて、
多くの人がイメージするのはこのタイプでしょう。
このエアータイプの内から、更に銀葉種と緑葉種とに分かれます。
●銀葉種
特にトリコームが発達している種。
葉の表面のトリコームが、光に当たると白く(銀色に)反射するため、
本来の葉の色よりも、白っぽく見えます。
日差しに強く、乾燥にも強い、葉から水分を摂りこむ能力も高い。
そのため、壁面へのディスプレイなどにも使いやすく人気があります。
反面、葉に長い間、水分が付いていると腐りやすいので注意しましょう。
●緑葉種
銀葉種に比べるとトリコームが発達しておらず、
そのため、もともとの葉の色(大抵は緑)のままに見えるタイプ。
銀葉種に比べると、強い光に弱く、水を好みます。
★タンクタイプ
こちらは葉の基部・株元に水分を貯めこめるタイプ。
この種類は重みがあるので、鉢植えで育成することになります。
エアプランツというと、エアータイプのものが主流なので、
タンクタイプはあまり販売されていません。
なので入手に苦労するかも知れませんね。
ちなみに狭義で(本来の正確な意味で)見ると、
タンクタイプはエアプランツではありません。
エアプランツの種類!かんたんな見分け方
最後にかんたんな見分けるポイントをまとめてみました。
・銀葉種…葉の表面に白い毛のようなもの(トリコーム)がたくさん生えている
・緑葉種…トリコームがわずかに生えている
・タンクタイプ…葉の基部・株元が太めで水分を貯めこんでいる
これでエアプランツの大まかな種類を見分けることが出来ます。
土無しでインテリアとして楽しみたいのであれば、銀葉種がオススメです!
細かな種類の紹介も先で掲載する予定でいます。
書いたら、この記事にもリンクを貼りますね。