いつの間にか生えていることが多い、
カーテンのカビ。
厄介ですよね。
よぅし、そんなカビは
重曹で取っちゃいましょう
カーテンは身近で使うものだけに、
強い薬剤の使用はできるだけ避けたいですしね!
子どもやペットのいる家庭では、
尚更、そう感じるんじゃないでしょうか。
(窓辺が好きな猫様たち。
カーテンが触れる機会も多い。)
だからこそ、
いつもの洗濯用洗剤と重曹や、
過酸化ナトリウム(酸素系漂白剤)を使って、
カーテンのカビを取る方法にこだわりたいものです。
尚、ここに書かれている方法は、
「洗濯ができるカーテン」
を前提としています。
カーテンによっては、
洗濯機の使用がNGなだけでなく、
水洗い自体がNGという製品もあるので、
ご注意下さい。
その他の注意点も
こちらの記事にまとめてありますので、
カーテンを洗う前にご一読下さい。
重曹を使ったカーテンのカビ取りに必要な物
まずはこれらを準備しましょう。
●重曹
今回の主役。
料理に使えるくらい安全なのに、
洗浄・脱臭効果を持っている優れもの。
但し単品ではカビ取り力が弱いので、
●洗濯用洗剤
いつも使っているものでOK。
●酸素系漂白剤(過酸化ナトリウム)
塩素系の漂白剤に比べて、
安全性が高く、繊維も傷みづらい漂白剤です。
【注意事項】
重曹も酸素系漂白剤も、
金属との相性が悪いため、
金糸、銀糸、含金属(がんきんぞく)染料などは変色させてしまう可能性があります。
洗う予定のカーテンがそうでないかどうか、
確認してみましょう。
●カーテンが入るサイズの洗濯ネット
洗濯ネットが不要なタイプなら、
なくても良いです。
●空の浴槽
カーテンを漬けて汚れを浮かすのに使います。
別に浴槽でなくて、大きなたらいでもOKですが、
浴槽のほうが準備も片付けも楽です。
カーテンのカビを重曹で取る手順
さて、ではいよいよ、
カーテンのカビを取っていきましょう。
★手順1.カーテンの下準備
まずは外に出て、
カーテンの埃は軽く払いましょう。
カーテンフックなどは、
この段階で必ず外しておきます。
★手順2.浴槽にお湯を張る
まずは
カーテンが充分に浸かるくらい、
浴槽にお湯を張ります。
因みに汚れが落ちやすいのは60℃~70℃です。
ただカーテンに素材によっては、
30℃以下、40℃以下までのものもありますので、
その辺りは洗濯タグを確認して下さい。
★手順3.重曹などを加えて漬け置く
手順2のお湯に対し、
2%くらいの洗濯用洗剤、
1%くらいの酸素系漂白剤、
小さじ1杯程度の重曹を入れます。
(料理ではないので、
あまり厳密になる必要はありません。
だいたいこれくらいという認識で良いです。)
上記を混ぜ合わせたあとに、
カビを取りたいカーテンを10分くらい漬けます。
長く漬けすぎると、
繊維が傷んだり、一度浮いた汚れを再度吸収したりという、
トラブルが起きるので
ご注意下さいm(_ _)m
★手順4.カーテンを取り出して脱水とすすぎ
浴槽からカーテンを取り出したら、
洗濯機の中に入れて、脱水して下さい。
それが終わったら、
カーテンを屏風たたみ(アコーディオンたたみ)にして、
洗濯ネットに入れて下さい。
そのまま洗濯機で2回ほどすすぎましょう。
最後にまた脱水をします。
あまり長い時間脱水にかけると、
小ジワができますので、
脱水は30秒程度でOKです。
★手順5.干して乾かす
最後にシワを伸ばして、
影干しをしたら終了です。
干し方も幾つかありますが、
おすすめはカーテンレールに戻して干す方法。
これが一番、簡単で楽です。
このとき、カーテンレールや窓枠、
周囲の壁などが汚れたままだと、
濡れているカーテンにまた汚れやカビが付着します。
なので、漬け置きやすすぎをしている間に、
カーテンをかける場所の周辺も、
掃除しておくようにしましょう。
※壁のカビ掃除方法についてはこちら
重曹・酸素系漂白剤でも取れないカビは?
ここまでに紹介した方法で
だいたいのカーテンのカビは落ちます!
ただ場合によっては、
完全には取り切れず、
残ってしまうこともあります…。
カーテンの場合、カビが繊維に入り込むので、
壁や天井よりも取れづらいのです。
そういうときはもう、
・プロにお願いする。
・臭い・脱色・黄ばみなどのトラブル覚悟で
塩素系の漂白剤を使ってみる。
・目立たなくなり殺菌されたなら…と妥協。
・いっそ捨てる。
くらいしかありません。
またカーテンのカビは
プロに任せても全ては取れないこともあります。
なので、どこまでやってみるかは、
持ち主の判断次第になるでしょう。
よほど大切なカーテンでなければ、
ある程度のところで妥協するのも手です。