車の運転をするときに、
サングラスをかけるのって、
どうなんだろう?
かけるとしたら、
どんなタイプが良いの?
日差しが強いときに運転していると、
眩しい、ぼやける、見づらい、
だから目が疲れてしまう…。
なんてふうに
感じることってありませんか?
光の反射やガラスへの映り込みも、
結構、嫌ですよね^^;
その対策として、
サングラスはどうなのか?
逆に危険ではないのか?
運転中にかける場合は、
どういったサングラスがオススメなのか?
この記事では、
これらをテーマに扱っていきます。
サングラスで運転って危険じゃないの?
まずはこれですね。
サングラスで光をカットできるのは良いけれど、
色調が狂って信号がわからなくなるんじゃないか?
トンネルなどの暗い場所だと
見えづらくなることがあるのではないか?
と心配する人も少なくないようです。
なかには「違反なのでは?」と
不安に思う人も…。
これらについて結論からいうと、
以下の通りです。
・サングラスをかけ運転しても違反ではない
・信号の色や暗い場所での見え方は、
そのサングラス次第
・状況に応じてサングラスを外したり、
2種類のサングラスを使い分けることも視野に入れたい
まずサングラスをかけて、
運転することは法律で制限されていません。
(少なくとも現段階の日本では)
また信号の色を認識しづらくなったり、
暗い場所で運転がしづらくなるかどうかについては、
そのサングラスに使われているレンズの
「視感透過率」と「色調・濃さ」次第です。
(視感透過率について。
ここではざっくりと、
「標準的な光を、
視感透過率が30%のレンズで見た場合、
普通に見たときの30%の明るさに”感じる”。」と思っておけば、
問題はありません。
厳密いうと少し違うのですが、
サングラス選びには支障がないので省略します。)
JIS規格では運転に使うレンズについて、
以下のように定められています。
・運転用のレンズは視感透過率が8%以上で、
分光透過率500~650nmにおいて
常に視感透過率の20%以上でなければいけない。
・運転用レンズで視感透過率が75%以下の色は
夜に使ってはいけない。
・信号の3色の認識に問題ない色であること。
運転用に使うサングラスは、
これらJIS規格を満たしているものを使うようにしましょう。
大手メーカーのものであれば、
運転適合かどうか、
夜間運転にも適合しているかどうかは、
キチンと表示されているはずです。
尚、「色が付いたメガネ=サングラス”ではない”」ので、
注意して下さい。
数百円で売られているようなものは、
大抵サングラスではなく、
ただのファッショングラスなので、
「車の運転やスポーツへの影響」
については、
まったく考慮されていません。
視感透過率などについて、
触れられていないようなものを、
運転中にかけるのは危険です。
おすすめは偏光サングラス!
運転用のサングラスとしてオススメしたいのは、
なんといっても「偏光サングラス」です。
この偏光サングラスというのは、
簡単にいうと
「光を曲げる働きをもっているサングラス」です。
これによりガラスなどの反射による
映り込みをカットしてくれます。
その効果については、
こちらの動画がわかりやすいので、
是非、観てみて下さい。
動画内の【0:35】頃から、
HOYAポラテックの偏光レンズ(ダークグレイ)を、
使用したときと、
使用しなかったときの比較動画が流れます。
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ちょっとお高いですが、
確かな品質の運転適合サングラスですよ。
(夜間運転には残念ながら、
適合していませんが…。)
一時期、調光サングラス
(紫外線に反応してレンズ色の濃さが変わる)というのも、
流行しましたが、
運転用にはオススメしません。
レンズ色の濃さがすぐ変化するなら良いのですが、
実際には10~30秒くらいかかってしまいます。
このため急にトンネルに入ったときなどに、
視界がとても悪くなり危険なのです。
車の運転に向いたサングラスの色は?
信号を正しく識別するためにも、
色の波長をほぼ均一にカットするグレー系がオススメです。
薄めのグレー系であれば、
普段サングラスをしない人でも、
あまり違和感がないでしょう。
日差しが強い日の運転に、
とても役立つはずです。
ただ雪道や雨の日などでの、
使用がメインなら、
ブラウン系のほうが良いかも知れません。
ブラウン系のレンズは、
赤やオレンジなどの可視光線の波長帯を強調してくれるので、
雪道の起伏がわかりやすくなります。
また白線や、動くものも捉えやすくなるため、
悪天候での運転にも向いているのです。
また各色の偏光サングラスをレンタルしているところもあります。
カラーに悩んでいるのなら、試してみるのも手ですよ。
適したサングラスを選んで快適な運転を!
サングラスをかけての運転が、
快適かつ安全になるのか、
逆に危険になるのかは、
サングラス選び次第です。
この記事でも紹介した、
運転用レンズのJIS規格を参考にして、
適したサングラスを選ぶようにしましょう!