ゼラニウムって、どんな香りがするの?
化粧品やアロマテラピーで使われる香りとしても、
見かけることが増えてきたゼラニウム。
また初心者でも育てやすい花、花壇で見かける花としても、馴染み深い存在です。
そんなゼラニウムですが、
いったいどんな香りがするのでしょうか?
ここで注意しておきたいのは、
ゼラニウムには数百もの品種があるという点です。
(参考記事)
これだけの品種があると、
当然、匂いも全て同じとはいきません。
そこでこのページでは、
「アロマオイル(精油)や香水などで、
よく使われるゼラニウムの香りについて」
「園芸向けのゼラニウム(鑑賞用の花ゼラニウム)の香りについて」
「その他のゼラニウムの香りの一例」
という風に、3つに分けて紹介していきます。
アロマでメジャーなゼラニウムはどの品種のどんな香り?
アロマオイルや香水、ポプリなどで使われることが多いのは、
ゼラニウムのなかでも、
「ローズゼラニウム」という品種です。
↑こちらがローズゼラニウムです。
このゼラニウムはその名前のとおり、薔薇(バラ)の花に近い香りの成分を持っています。
ただバラの香りそのもの…というわけではありません。
ローズゼラニウムの場合、香りがする主な場所は花ではなく葉なので、
葉っぱの匂い、グリーン系の香りもします。
そのため単にローズのような香りというよりは、
緑の爽やかさのなかにローズの甘さを持った香り、グリーンフローラル系の香り
と表現したほうが正しいでしょう。
園芸向けのゼラニウム・花ゼラニウムの香りは?
ゼラニウムと聞くと、
上で紹介したローズゼラニウムの写真よりは、
下の写真ようなゼラニウムを思い浮かべる方も少なくないでしょう。
園芸用としては、こちらのほうがメジャーですしね。
公園や道の花壇などで、よく見かけるタイプで、
ホームセンターなどで販売されていることも珍しくありません。
さて、このタイプのゼラニウムの香りですが、ほとんどしません。
鼻をかなり近づけて嗅ぐと、
植物や花びらの一般的な香り(特徴の無い匂い)が少しする程度で、
アロマオイルやポプリなどにされることもまずなく…
あくまでも鑑賞用の品種ですね。
他にも多様な香りのゼラニウムが存在!
ここまでに代表的な2種の香りを紹介しましたが、
ゼラニウムは本当に品種が多様です。
特にローズゼラニウムも含まれるセンデット系ゼラニウム(ニオイゼラニウム)のグループは、
「香りを楽しむこと」に主眼が置かれているため、
香りのタイプもさまざまです。
名称から香りを予想できるものが多く、
一例を挙げると、
・シナモンゼラニウム
・アップルゼラニウム
・レモンゼラニウム
・ペパーミントゼラニウム
・ココナッツゼラニウム
などがあります。
手軽にいろんな香りを楽しもう!
以上、さまざまなゼラニウムの香りについて、紹介させていただきました。
ゼラニウムの良いところは、
「非常に手軽に育てられる品種が多い」
点です。
そのため自分で育てて、香りを楽しむのも容易ですし、
アロマオイルやポプリも比較的安価で売られています。
(安いローズの芳香剤には、ローズゼラニウムから抽出したものが使われているケースもあるほどです)
是非、気楽&手軽に香りを楽しまれて下さい。
ゼラニウムの香りの効果
ここまで紹介して来たように、
一口に「ゼラニウムの香り」といっても、
そのタイプはさまざまです。
香りが違えば、
当然、効果も変わってきます。
ここではよくアロマオイルやポプリなどによく使われる
「ローズゼラニウムの香りの効果」
について、
紹介していきます。
ローズゼラニウムの香りは、
心と体のバランスを整える働きを
してくれると言われています。
例えば
・イライラや不安、焦燥感などを和らげて、
心を安定させてくれるリラックス効果。
・ホルモンのバランスを調整し、
女性特有の問題を緩和する効果。
などが期待できる香りです。