濡れると透明になる花として、
有名なサンカヨウ。
育ててみたいという方も、
多いのではないでしょうか。
そんな方のために、
サンカヨウを育て方と、
育てる上で知っておいて欲しいことを紹介します。
サンカヨウを育てる上で知っておきたい特性
サンカヨウは、
高山系植物(非耐暑性宿根草)です。
このため、寒さには強いのですが、
暑さには弱く、
暖かい地方では栽培しても枯れてしまうことがほとんどです。
もともとが北海道と、
本州中部以北に自然分布する植物で、
園芸用の品種改良もされていないため、
それ以外の地域での育成は困難を極めます。
野生の草花だけあって、
病気や害虫には強いので、
涼しい環境さえ整えてやれば、
しっかりと育つ可能性が高いでしょう。
また多年草なので、
毎年繰り返し花を見せてくれるようになります。
サンカヨウを育てる場所について
サンカヨウは暑さや直射日光には、
かなり弱い植物です。
そのため、日陰になっている場所で
育てることをオススメします。
建物の北側で、
朝日にも夕日にも当たらない場所が良いでしょう。
育てるのは種からでも苗からでもOK!
サンカヨウは苗で
販売されている場合が多いですけど、
種から育てることも可能です。
サンカヨウは夏頃になると、
ブルーベリーのような青い実を付けます。
それから種を取り出して植えると良いでしょう。
種からの場合は6~9月頃が撒く時期
苗からの場合は4月~9月頃が植え付けの時期です。
種から育てる場合は、
上から薄く土を被せて、
芽が出るまで涼しい場所で保管しましょう。
発芽は春ごろになります。
それまで土の表面が乾燥しすぎないように、
注意が必要です。
花が咲くまでは、
3~4年かかりますので、
気長に育てましょう。
また根が傷つきやすいので、
植え替えをする場合は、
傷つけないよう注意されて下さい。
鉢植えよりは地植え、
土は水捌けの良いものがオススメです。
鉢植えの場合は、
市販されている山野草用の培養土を使うと、
手っ取り早いでしょう。
山野草:サンカヨウ (山苛葉) 素掘り苗2株
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サンカヨウへの水やりや肥料について
地植えの場合は、
長く雨が降らなかったとき以外は、
水やりをしなくても大丈夫です。
鉢植えの場合は、
土の表面が乾燥しているようであれば、
葉が多く出ている時期(4~9月頃)はたっぷり、
休眠している時期は控えめに水をあげましょう。
肥料は3月頃に有機肥料、
もしくは緩効性の化成肥料を
少し根元に置き肥して下さい。
サンカヨウは美しいうえに美味しい!
サンカヨウの育て方、いかがでしたか?
山野草なので、
植物としての生命力は充分にもっています。
ただ繰り返し書いたとおり、
とにかく暑さには弱い植物です。
夏場は特に注意して育ててみて下さい。
サンカヨウはその花の可愛らしさと、
半透明になる特異性のみが注目されがちですが、
その後になる実の美味しさも特徴なんです!
こちらも楽しみにして育ててみて下さいね^^
よろしければ、こちらもどうぞ。
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