食用いちごの種で育てても親には似ない!?
お店で売られている食用いちごにはさまざまな品種(ブランド)があります。
あまおう、とよのか、白雪小町(パールクイーン)、
レッドパール、とちおとめ、アイベリーなど…
形状やサイズ、場合によっては色もさまざまです。
先ほど紹介したいちごの種の取り方で、
こうしたブランド品種から種を取った場合
「種を取ったいちご(親いちご)と同じ品種のいちごが育つ」
ような気がしますよね?
でも、そうはなりません。
何故かというと、ほとんどのブランドいちごは、
品種改良されているF1雑種(一世代限りの種)だからです。
なので純粋に
「種からいちごを育ててみたい!」というのなら、
良いんですが、
「とよのかいちごを育てたい!」
「今食べたいちごが美味しかったから、
栽培して増やしちゃおう!」
というのであれば、
いちご自体から種を取る方法は止めておきましょう。
特定の品種を育てたいなら、
苗からの栽培でないと、
同じものは収穫出来ません。
なかには苗が売っていない品種もありますが、
いちご農家さんの立場を考えると、
増やされたくない気持ちもあるのでしょう。
その場合は諦めましょう><
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種を取って植えるなら期待はほどほどに!
以上、いちごの種の取り方と、
取った種を育てる前に知っておきたい事でした。
いちごから種を取る方法はかんたんです。
しかし元のいちごと同じものが生る(なる)可能性は高くありませんし、
育てるのに時間もかかります。
そもそもいちごの種は発芽率が低めなので、
美味しいいちごの収穫が目的なら、苗から育てたほうが楽でしょう。
でもいちご栽培を楽しみたい、
どんないちごが結実するか楽しみにしたいというのであれば、
種を取っての栽培はとてもオススメですよ^^!