夕顔の実って知っていますか?
はじめて「夕顔の実」という言葉を聞いたとき、
「朝顔、昼顔の仲間の夕顔?あれだけ実をつけるんだ!」
なんてことを思いました。
でもそうではないのです。
実は夕顔には「ヒルガオ科の植物」と「ウリ科の植物」の2種類があります。
学校の授業などで育てることも多い「朝顔」の仲間である夕顔はl
ヒルガオ科の仲間のほうです。
それに対して、夕顔の実がなるのは、
「ウリ科のグループ」に入るほうとなります。
このページでは、そんな「夕顔の実」の写真や用途を紹介していきます。
(下に続きます)
いろいろな夕顔の実
では、さっそく!
でっかくてまんまるな夕顔の実!
まるでスイカのようです。
品種改良を重ねた結果、
この形の夕顔の実を見かけることが多いですけど、
長いタイプもあります。
こちらですね。
さきほどの写真とは、形状が結構違いますが、
どちらも夕顔の実です。
ちなみに最初に紹介したまんまるの夕顔の実は、
「丸ユウガオ」と呼ばれ、
長いほうは
「長ユウガオ」と呼ばれることもあります。
どちらもイメージそのままなネーミングですね。
夕顔の実はどんな風に使われる?
夕顔の実は主に食用として使われます。
特に多いのは、「かんぴょう(干瓢)」の原料としての使用ですね。
夕顔の実を細長い帯状に剥き、加工するとかんぴょうになります。
(かんぴょうが主役の料理といえば、かんぴょう巻き。
巻き寿司の具材の一種としてもよく使われている)
ただし地方によっては、炒め物の具材や汁物に入れたり、煮物にしたりして食べたり、
生のまま胡麻和え(ごまあえ)にして食べるなど、
「普通の野菜として食べる」ケースもあります。
比較的知名度の高い料理だと新潟県や山形県の郷土料理でもある
「鯨(クジラ)汁」の具材としての使用ですね。
↓クックパットに投稿されていた夕顔の実を使ったクジラ汁。
夏バテ防止に効果的な料理なので、
暑い季節にぴったり。
またメジャーではありませんが、
ひょうたん(瓢箪)と同じように中身を腐らせて取り出し、
外側の部分で器を作る場合もあります。
こちらは夕顔の実で作った器の一例です。
味のある一品に仕上がっていますね!
広い土地があるなら栽培してみると良いかも!
以上、夕顔の実についての紹介でした。
ちなみに夕顔は連作や病気に強く、育てやすい作物の1つです。
サイズが大きいので場所はとりますが、
広い土地があるなら、栽培してみるのも良いでしょう。