ルームランナーを部屋に置きたい!
でもマンションなどの集合住宅だから、
他の住人への迷惑がかかるかも知れない…
こんな感じで迷っている方は
結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
不安なら、スポーツジムやランニングという手もなくはないのですが、
どちらもルームランナーの手軽さには負けますよね。
もちろんルームランナーへの初期投資は必要です。
でもスポーツジムまで行くのが面倒だとか、
ランニング中に知り合いに会うのが嫌だとか、
運動するときのウェアだとかで、
頭を悩ませる必要がありません。
「悩む要素や阻害する要素が少ない=継続しやすい」
ということで、
自宅でのルームランナーを選びたい人は
結構いるんじゃないかと思います。
そこでこの記事では、
マンションでルームランナーどうなのか?
下の部屋に人が住んでいるケースはもちろんのこと、
1Fの部屋なら大丈夫なのかどうか?
鉄筋コンクリート造だったり、
防音に力を入れているマンションなら、
ルームランナーを置いても問題ないのか?
ジョイントマットやコルクマット、
防音シートを敷けば平気かどうかなど、
さまざまなケースの紹介していきます。
ルームランナーの音は響くもの
さて、まず大方の人が予想している通り、
ルームランナーの音はかなり響くものです。
それによるご近所トラブルが起きたという話も少なくありません。
特に5万円以下の安いルームランナーは、
音や衝撃には、ほとんど配慮せずに作られているものが多いので要注意です。
1日30分から1時間程度、
それも夜遅く以外なら大丈夫なのでは?と思うかも知れませんが、
音に対する許容範囲は人によって違います。
「上の階の人間がルームランナーを使い始めたようだ。
同じ場所で足音がずっとドスドスと…
ノイローゼになってしまいそう。」
なんて声もあるくらいです。
鉄筋コンクリート造のマンションや、
防音を売りにしているマンションでも、
「一般住宅用」である限り、
ルームランナーの音を遮断してくれるほどではありません。
特に鉄筋コンクリートのマンションについては、
床に使われているコンクリートの厚さはピンキリで、
それによって防音効果も全く変わります。
物件によってはルームランナーどころか、
普通の足音や、椅子を引く音も聞こえているなんてケースもあるので、
過信は禁物です。
例え1Fであっても、
安い賃貸マンションやアパートだと、
振動やモーター音が上や隣の部屋に響くケースもあります。
では、次にいろいろな対策方法で防音をした場合はどうなのか?
紹介していきましょう。
さまざまな防音方法で対策した場合は?
「じゃあマットなどで防音をしてから、
ルームランナーを使えば良いんじゃない?」
と思った方もいらっしゃるかも知れません。
しかしそれも、ややハードルが高いと思われます。
ルームランナーで歩くときの足音は、
「重量音」に分類されるのですが、
この重量音は軽量音(スプーンを落とした時の音など)に比べて、
防ぐのが難しいからです。
足音はもちろんのこと、
数万円程度のものはモーター音もすごいです。
これらはジョイントマットやコルクマットくらいでは防ぎきれません。
とはいえ、
本気で取り組めば効果は望めます。
私の知人は、
「ルームランナーをどうしても置きたかったので、
下の階の人に話をして、確認させてもらうことにした。
静音&衝撃吸収が付いた高めのマシンを選んだうえで、
防音専用のマットを3枚重ねたら、音がほとんどしなかった」
と言っていました。
因みに知人が住んでいる建物は
築10年ちょっとの鉄筋コン。
ランクとしては中の上くらいの分譲マンションです。
そして今回のルームランナーが使える環境を揃えるのに、
全部で20万円以上かかったとも言っていましたね…。
絶対に騒音を解消できるという保証はないことを考えると、
結構、勇気が要る金額かも知れません。
また音について対策出来ても、
二重床のマンションなどでは、
別の問題が出てくるケースもあります。
次の章ではそれについて書いていきます。
二重床だと衝撃に耐えられないケースも!?
最近のマンションは、
軽量音が響かないようにするため、
床を二重にしているケースが少なくありません。
このタイプの床はもともと沈みやすくい傾向があります。
実際に、長年重たい家具を置いておくだけでも、
フローリングが歪んでしまうケースもあるのです。
ルームランナーの場合は、
それ自体の重さだけではなく、
使用中、同じ場所に何度も力を加えることになります。
なので、普通に設置すると、
床が沈むことは免れづらいでしょう。
賃貸であれば、退出時に高額な費用を請求される可能性もあります。
ネット掲示板などでは、
「ルームランナー+走者よりも、
重い家具を置いても大丈夫なんだから平気だろう」
なんていう発言を見かけることもありますが、
そう単純な話ではありません。
・床に接触している面積と重さの関係
・限られた面積にのみ、足踏みによる負荷が繰り返されること
なども考慮する必要があります。
このため二重床マンションでのルームランナー使用は控えたほうが無難でしょう。
ただ
「どうしても諦め切れない!」
という場合は、構造用合板などを使って、
重量や振動を分散させる方法もあります。
集合住宅でのルームランナーの使用は慎重に!
以上、マンションなどの集合住宅での、
ルームランナー使用についてでした。
やはり騒音や振動での問題が発生しやすいのは否めません。
また二重床などの場合、
負荷がかかることで歪みが生じる心配もあります。
しかし
・騒音や振動対策がされた高いマシンを購入する
・マットや構造用合板などで音や振動、負荷への対策に力を入れる
などをすれば、解決できる場合もあります。
ただ
「いろいろと対策をしたうえで、
ルームランナーの設置をしても、
マンションの住人からの苦情が出た」
なんて声もありますので、
マンションなどの集合住宅での使用は、
慎重に検討したいところです。