この記事では、
菊の育て方のなかでも
重要な「摘芯(てきしん)」について紹介していきます。
具体的な摘芯のやり方はもちろん、
摘芯とは何か、いきます^^ノ
そもそも摘芯って何?どうしてするの?
摘芯とは芽先を摘み取ることです。
まず頂芽(ちょうが・茎の先端にある芽)を切ります。
そうすると、
そこから側芽(そくが・茎の側方から出る芽)が出て
2~3本に分かれます。
菊の場合、
その分かれた先でも蕾をつけるため、
上にばかり伸びすぎるのを抑制しつつ、
花をたくさん咲かせることが出来るのです。
摘芯が特に必要なのは、
スプレー菊や小菊などの
花数が求められる品種です。
反面、仏花などで使う中菊などの場合、
摘芯は行わず、
逆に摘蕾(てきらい・蕾を間引くこと)をすることもあります。
菊の摘芯のやり方・時期は?
摘芯をする時期ですが、
1度目は春先です。
芽が見えてきたら、
頂芽を園芸用ハサミで切ります。
そのあとは生育の様子を見ながら、
開花の2ヶ月前までに、
2度目を行って下さい。
お盆に咲く菊なら、
5~6月の上旬頃、
秋に咲く菊なら7~8月頃までですね。
開花時期に近すぎると、
切ったところから十分に伸びず、
見栄えのしない菊になるので、
注意が必要です。
また摘芯は1度だけでもOKですし、
生育旺盛な品種なら、
3度以上、摘芯をしてもかまいません。
育てている品種や好みに合った摘芯を
菊には多様な品種があるため、
摘芯に限らず、
育て方に悩むこともあるでしょう。
「菊」と一括りにせず、
自分の育てている品種について詳しく調べたり、
増やしながら試行錯誤してみることも、
面白いかも知れません。
剪定と合わせて、
自分好みの菊に育っていくよう工夫してみて下さい^^