お月見をテーマにした絵本のなかでも、
幼児(特に2~4歳くらい)の子たちには、どれがおすすめ?
秋の素敵な風習のひとつ「お月見」。
昔からある行事ですから、
これをテーマにした絵本も少なくありません。
そのなかでも、
多くの子どもたちに読んで欲しいと感じる絵本や子どもたちが大喜びしそうな絵本をおすすめしていきます。
3歳前後の幼児向け!お月見がテーマの絵本
●14ひきのおつきみ
童心社
売り上げランキング: 21,089
3歳以上向け
昔から安定した人気を誇る
「14ひき」シリーズの一冊。
(シリーズ物ですが、1冊のみでもお楽しみいただけます)
■どんなお話?
今日は中秋の満月。
そうお月見の日…
というわけで14ひきが、お月見台作りに奮闘します。
小さい体で協力し合いながら、
お月見の準備を薦めて、そして…。
■おすすめポイント
美しさと暖かみが感じられるイラストが、
このシリーズの大きな魅力です。
精密に描かれた自然と活き活きと動き回る14匹たちに、
子どもも大人も夢中になってしまうことでしょう。
●おつきみバス
鈴木出版
売り上げランキング: 174,571
3~4歳向け
ここ数年で子どもたちに人気が出ている
「いただきバス」シリーズの1冊。
原色系を中心とした色使いが印象的。
(こちらもシリーズ物ですが、この1冊のみでも問題なく楽しめます)
■どんなお話?
しゃべるバスとねずみさんたちが、
お月見の準備をしているところに、うさぎさんがやってきて、
大事なおだんごを持って行っちゃった!!
取り戻すために追いかけるのですが…
■おすすめポイント
比較的新しい絵本(2017年に発行)だからか、
基本的には今っぽくて、楽しみやすい!
それだけではなく、
「お月見っていったい何?」
「どういう意味があるの?」
ということが、
ちいさなお子様にもわかりやすく説明されています。
●おつきみおばけ
ポプラ社
売り上げランキング: 314,905
2~5歳向け
「ねないこだれだ」で出てくるおばけちゃんが出てくる絵本です。
■どんなお話?
森に住むちいさなおばけちゃんが、
ママとはぐれてしまった迷子のうさぎちゃんのお世話を、
一生懸命に焼くお話です。
綺麗なお月さまを見せて慰めてあげようと、
お月見の支度をはじめるのですが、
おだんごがないとうさぎちゃんが泣きはじめて…?
■おすすめポイント
「怖がらせる側」の立ち位置になることが多いおばけちゃんが、
オロオロしながらも一生懸命に世話を焼く姿がとっても可愛い!
自分より小さな存在に優しくしようという心を自然と育んでくれる…
そんな心温まる絵本です。
お月さまがテーマの絵本
さて、ここまでお月見に関する幼児向けおすすめ絵本を紹介してきましたが…
お月見のメインである「お月さま」の絵本のなかに、
かなりおすすめしたい2冊がありますので、
それも紹介させて下さい!
●つきのぼうや
福音館書店
売り上げランキング: 193,180
3歳から大人まで楽しめる絵本。
世界的にも有名な傑作ですので、
知っている方も多いかも知れません。
私が子どものころ、大好きだった絵本の一冊でもあります。
■どんなお話?
寂しがり屋なお月さまが、
池に映ったお月さまを見て、
「つれてきて欲しい」と
つきのぼうやにお願いします。
お願いを叶えるために、
どんどん空を降りていくつきのぼうや。
彼が最後に持ち帰った「おつきさま」とは…?
■おすすめポイント
のっぽな形状をしっかり活かしたイラスト構成と、
秀逸なストーリー。
最後のオチには、大人もくすりと笑ってしまうことでしょう。
●パパ、お月さまとって!
3歳くらいのお子様から
■どんなお話?
ある女の子(モニカ)が、お月さまと遊びたくって、
お父さんに「パパ、お月さまとって!」とおねだりします。
パパはモニカのために、ながいながーいハシゴを作って、
お月さまを取りに行くのですが…
持ち帰るには少しばかり大きすぎます。
そこでお月さまがもっと小さくなるまで待って、
モニカのもとに持ち帰るのですが…
■おすすめポイント
娘の無邪気なお願いを、
叶えてあげようと頑張るお父さん。
なかなか心温まるお話です。
またダイナミックな仕掛けがある絵本でもあります。
ぐぐーんと伸びた大きなハシゴは、
子どもたちの印象に残るはずです。
子どもたちに素敵な時間を!
以上、お月見に関連した幼児向けおすすめ絵本の紹介でした。
近年、一般家庭ではお月見をするところも、
そう多くはないかも知れませんが…
「日本の秋」を感じられる風流なイベントですし、
絵本を通して子どもたちに伝えていきたいところです。