ゼラニウムには、どのような種類があるの?
園芸初心者でも育てやすく、
公園や通路の花壇でも見かける事が多いゼラニウム。
豊かなカラーバリエーションがあるのはもちろんのこと、
花の形や葉の形にも、さまざまな種類のものがあります。
それもそのはず。
ゼラニウムは250以上もの品種があるのです。
さすがに全てを紹介することは出来ませんが…
どういう種類(系統)があるのかや、
特徴的な品種についてなど、画像を交えながら紹介していきます^^
※注:この記事内での「ゼラニウム」は
「園芸界や一般でゼラニウムと呼ばれている花たち」のこと、
分類学上では「ペラルゴニウム属」のことを指しています。
(下に続きます)
ゼラニウムの種類にはいくつかのグループが!
たくさんの種類があるゼラニウムですが、
以下の通り、幾つかのグループに分けることが出来ます。
★花ゼラニウム
花がメイン。
一般的なゼラニウムはこのグループです。
★観葉ゼラニウム
葉がメイン。
葉にキレイな斑が入っているタイプや、
特殊な色合いのもの、紅葉の形をしているものなど、
さまざまなバリエーションがあります。
★ツタバゼラニウム(アイビー系ゼラニウム)
南アフリカのケープ地方原産のペルタツムを軸に、
改良されたゼラニウムのグループ。
葉に革のような光沢がある点と、
茎が上に伸びず、ツタのように這って伸びたり、下垂する点が特徴的です。
★ニオイゼラニウム(センテッド系ゼラニウム)
葉から芳香がするゼラニウムのグループ。
香りの種類は品種によってさまざまで、
ローズの香りが楽しめる品種もあれば、
レモンやピーチ、ミントなど香りが楽しめるゼラニウムもあります。
以上、よく言われることが多い4つのグループを紹介しましたが、
原種(野生種)と交配種で分けるケースや、
原産国で分けるケース、花や葉の形状で分けるケースなどもあります。
なので「種類を分けるうえでの基準の1つ」とお考え下さい。
では、次にゼラニウムの品種のうち、
メジャーなものをいくつか紹介していきます。
いろいろな種類のゼラニウムを紹介!
数あるゼラニウムの品種のなかでも、
ホームセンターなどで入手しやすいものや、
特徴的なものを中心に、数種類ピックアップして紹介してみました。
★ショーケース
「ゼラニウム」と聞いて、多くの人がイメージする形そのものながら、
育てやすいさまざまな改良がされている新品種。
丈夫なうえに成長が早く、枝分かれも良くするので、
コンパクトにまとまりやすいという特徴があります。
カラーも画像のダークレッドの他に、
ホワイトやピンク、ローズシズルやピンクシズルなどの2色使いのタイプもあり豊富です。
★ローズゼラニウム
可愛いピンク色の花と、葉から香るバラの特徴的。
ゼラニウムの原種(野生種)の1つで、メジャーなニオイゼラニウム。
さまざまな品種を生み出す軸にされることが多い品種でもあります。
例えば、近年の日本で人気が高いカレンソウ(蚊連草・蚊嫌草)は、
このローズゼラニウムに、シトロネラールという蚊が嫌う成分を配合して作られた近種です。
★レモンゼラニウム
ニオイゼラニウムの一種。
可愛らしい花を咲かせるレモンゼラニウムですが、
一番のチャームポイントは葉かも知れません。
小さくてフリルのような形状をしているうえ、
その名の通りレモンの香りもします。
園芸向きの品種のなかでも、人気がなかなか高いため、
ホームセンターなどでも見つけやすいでしょう。
★フランシス・パーマター
斑が入った葉っぱが可愛いアイビーゼラニウムの仲間。
花カゴにも良く合います。
★紅葉葉ゼラニウム
観葉ゼラニウムの1つ。
形のみならず、色までも紅葉(こうよう)した紅葉(モミジ)のような葉っぱが特徴的です。
ゼラニウムの種類一覧があるページも!
以上、ゼラニウムの大まかな種類と、
一部の品種をピックアップして紹介させていただきました。
他にも素敵なゼラニウムの品種はたくさんあるのですが、
記事がかなり長くなってしまったので…
最後に私が知っている範囲では、
最も多くゼラニウムの品種が掲載されているサイトのページを紹介させていただきます。
名前や色のみしか紹介されていない品種も多いですが、
とにかくたくさんの種類のゼラニウムが紹介されていますよ。
もっともっといろいろなゼラニウムが見たい!
という方は、是非チェックしてみて下さいm(_ _)m