(さて、いつから飾ろう?)
クリスマスの装飾として、
すっかり定着しているクリスマスリース。
クリスマスツリーの次くらいに、
メジャーなのではないでしょうか。
でもこのクリスマスリース…
いつから飾るのか?
悩む人もいらっしゃるようです。
私も気になって調べてみると、
・日本での一般的な時期
と
・宗教的に飾っておきたい時期
が違ったので、
その両方を紹介します。
日本では一般的にいつからいつまで飾る?
日本の場合、
クリスマスリースを飾るのは、
「12月に入ってから」
という人が多いみたいです。
理由としては、
「せっかくだから長く飾りたい。
でも11月のうちは、
気が早すぎるようで恥ずかしい」
「室内に飾る分には、
11月からでも良いけれど、
玄関に飾るクリスマスリースなどは、
12月に入ってから。」
などなど…
頷けるものが多かったです。
そしてクリスマスの翌日(12月26日)には、
もう外してしまうケースがほとんどでした。
こちらは
「終わったイベントのものを
飾ったままにしておくのは、
なんだか無精者のようで恥ずかしい」
「次はお正月の飾りを
用意しないといけないから…」
というのが理由なようです。
日本のお正月は
しめ縄や鏡餅が一般的ですからねー。
クリスマスリースが
そこに並んでいたら、
確かに違和感があります。
宗教的にはいつからいつまで飾るのが正しい?
忘れられがちですが、
本来クリスマスはキリスト教のイベントです。
日本では単に
「クリスマスの季節らしい装飾」として
飾られるだけのクリスマスリースですが、
キリスト教が盛んな国では違います。
「魔除け」
「幸せな新年をという祈り」
「豊作祈願」
などの意味を込め、
玄関に飾ってあるのです。
なので飾る期間も決まっています。
その期間について、
理由も併せてみていきましょう。
★本来はいつから飾るもの?
クリスマスの4週間前である
11月30日に一番近い日曜日から。
というのが基本的な考え方のようです。
なので1番早い場合だと
11月27日から、
1番遅い場合だと
12月3日から飾ることになります。
何故、4週間前からなのか?というと、
カトリックの国にある
「アドベント・クランツ」という
テーブルの上に置くクリスマスリースが関係しています。
アドベント・クランツには、
4本のロウソクが付いており、
日曜日ごとに1本ずつ火を灯すのです。
これがアドベント・クランツだ!)
そのようにしてキリストの到来を待つ…
というわけです。
またオプションとして、
真ん中に第5のロウソクを立て、
「クリスマス当日に灯す」
という方もいらっしゃるようですよ。
とまあ、本来はそうなんですけど…
キリスト教徒の多い国なら、
絶対にこれが守られているか?というと、
そうでもないようで。
例えばアメリカだと11月の感謝祭が終わったあと、
第4金曜日から一気にクリスマスムードになります。
どうも年末商戦の影響らしいです^^;
まあ日本も3連休を作るための、
ハッピーマンデー制度なんかもありましたし、
伝統よりも実利のほうが
重んじられるのは時代の流れなのかも知れません。
ただ一般家庭では、
クリスマスリースを飾るのは
12月上旬というところも多いようですよ。
★本来はいつまで飾るの?
キリスト教のもともとの考え方としては、
聖母お清めの祝日である2月2日まで、
だったようです。
ただアメリカのように
「イエスキリストが全ての人の前に姿を顕した」とされる
1月6日までという期間も、
かなり広まっています。
いずれにせよ、
正月はしめ縄にする日本とは違い、
「正月もクリスマスリースのまま過ごす」
のが一般的なようです。
国や宗教が変われば飾る期間も変わる!
キリスト教で飾る期間も、
アメリカで飾る期間も、
日本に比べるとずいぶん長いですね!
まあ日本の場合は、
単なる季節のインテリアとして、
飾ることがほとんどでしょうし、
「変に思われたくないなら、
12月の上旬から26日まで」
「周囲の目を気にしないなら、
飾りたいときに、
飾りたいだけ飾っておけば良い!」
という感じで、
良いのではないでしょうか。
それでは良いクリスマスを!