夏越し後、9月に入って涼しくなってきたら、
シクラメンは植え替えの季節。
そうとわかっていても…
「これって毎年必要なの?」
「正直、面倒だから1年くらいサボっても…」
「毎年、毎年、鉢が大きくなって困る」
など、思うところがある人もいらっしゃると思います^^;
基本的には毎年植え替えるのが好ましいんですが、
そうは言っても…ですよね。
わかりますw
この記事では、
実家のシクラメンを1年植え替えなかったときの話や、
ネットで見掛けた毎年植え替えていない人の体験談を紹介していきます。
シクラメンの植え替えをサボった年の話
まずは私の実家のシクラメンの話をしましょう。
その年、4年目になるシクラメン。
結構キレイに咲いていたので、
「今年もシクラメン綺麗に咲いているね」
と、母に声を掛けたら、
「そうねー、今年の秋はバタバタしていて植え替えてないんだけど、
キレイに咲いて良かった」
という返事が…。
休眠後、そのまま水やりを再開したら芽が出て、
普通に育ったそうです。
(肥料はあとから置き肥しています)
1年だけだからかも知れませんが、
植え替え無しでも、気付かないくらいキレイに咲いていました。
意外とある植え替え無しの体験談
シクラメンの植え替えは毎年したほうが良い…
とはいえ、していない人も案外いるようです。
「うっかり植え替えの時期を逃した」
「根をある程度カットしてから、
同じ鉢に植え直している」
なんていう人もいれば、
「もう何年も植え直していない」
という人まで…。
気になる「それで問題ないのか?」という点ですが、
以下のような感じでした。
1年のみ植え替えを休む
特に問題なかったという声が多め。
ただ中には花の付きが悪くなるという人も…。
窮屈そうでなければ、
1年くらい植え替えを休むのは有りかも知れません。
根をカットして同じ鉢に戻す
あくまで軽くほぐして控えめカットしたようですが、
その後も無事だった様子。
もともとシクラメンの植え替えで
「休眠させたあと、根を半分ほどカットして、同程度の鉢に植え替え」というやり方もあるみたいですし、
それの同じ鉢に戻すverだと思えば…
毎年植え替えをしたくない理由が
「これ以上大きくしたくないから」という人には良い方法かも知れません。
但し根のダメージが原因でダメになることもあるので、
理解したうえで検討する必要があります。
また同じ鉢に戻す場合も、土は入れ替えたほうが良いでしょう。
何年も植え替え無し
何年も植え替えをしなくても、
普通にキレイな花を咲かせてくれているという話も見かけました。
どうやら植え替えは必須というわけではないようです。
ただその他の環境が良い(室温が適切、水・肥料を正しくあげているなど)ことが条件になってくるでしょう。
植え替えをしないぶん、その他の要素のハードルが高くなります。
シクラメンの植え替えに必要なもの
・植え替え元の鉢(シクラメン入り)
・植え替え先の鉢(一回り大きいものがオススメ)
・鉢底用の石
・新しい土
土は一般的な植物用のもので構いませんが、
水捌けを良くするために、
赤玉土を少し(2割くらい)配合してやると尚良いでしょう。
(シクラメンが根腐れを起こさないように、
水捌けを良くしてやります)
シクラメン用に配合するのなら、
「赤玉土小粒4、腐葉土4、日向土細粒2」に緩効性化成肥料を少し混ぜたものや、
「赤玉土小粒4:腐葉土2:牛糞2:砂2」あたりがオススメです。
肥料が入っていない土でも、
あとから置き肥(土の上に置いて使える遅効性の肥料を置くこと)をすれば良いので、
あまり気にする必要はありません。
シクラメンの植え替え方
休眠させている場合も、休眠させていない場合も、
基本的な流れは同じです。
1.植え替え先の植木鉢に鉢底石を敷き、
その上から土を少し敷く。
2.植え替え元のシクラメンを、
なるべく根を傷付けないようにしながら掘り出す。
休眠させてない場合は根鉢を崩さない。
3.植え替え先の鉢に入れて、
周囲から土をかぶせる。
このとき球根の頭は土から出るようにすること。
植え替え後はしっかりと水を与えてやりましょう。
最後に
毎年植え替えをしたほうが良いとされているシクラメン。
でもしないと、すぐダメになるというわけでもなさそうです。
今年植え替えるかどうかは、
ご自身のシクラメンの状態を見て考えても良いでしょう。
例えばあまりに窮屈そうなら植え替えるし、
まだサイズにゆとりがあるなら植え替え無しで試してみる…というふうにです。
自分がどう育てたいかも考えてみたうえで、
毎年植え替えるかどうか検討してみて下さい。
植え替えをしない場合も、
肥料などを与えるのは忘れずに。
土が古いぶん、より重要になってきます。
それでは^^ノ