健康診断 前日の飲み物で注意したい点は?
年に1~2回ある健康診断。
出来れば良い数値が出て欲しい…と思いますよね。
そのためには、
前日から飲み物に配慮したほうが良いのかも、
気になるところでしょう。
この記事では、
「健康診断を受ける前の日、
何時くらいまでなら、
気にせずに飲み物を飲んで良いのか?」
「アルコール、カフェインなどを含む飲み物や、
ジュース、牛乳などは、
前日でも控えたほうが良いのか?」
「逆に飲んでも大丈夫なのは何なのか?」
などを解説していきます。
(この記事の内容は、胃カメラ検査がない前提です。
胃カメラ検査がある場合は胃を空にする必要があるので…。
前日夜となると、水すら潤す程度しか飲めません。)
お酒などのアルコールによる健康診断への影響
健康診断の結果に、
特に影響する代表的な飲み物は、
やっぱりアルコールです。
特に血液検査や尿検査の結果に影響していきます。
なので可能なら、
前日は断酒するに越したことはありません。
とはいっても、ビールや焼酎による晩酌が、
習慣になっている方にはつらいかも知れませんね。
幸い人間の肝機能にはアルコールを分解する力があります。
なので、
「検査をする時間から逆算して12時間以上前なら影響は少ない」
と思ってもらってかまいません。
どうしても飲みたければ、
早い時間帯にということですね。
ただ体質的にアルコールに弱い人は、
避けたほうが良いでしょう。
★もし飲んでしまった場合の対策
さて、飲まないほうが良いと言われても、
付き合いなどで断りきれないこともあるのがお酒ですよね。
もし飲んでしまった場合は、
アルコールの分解を助けるドリンクやサプリメントを飲みましょう。
コンビニやドラッグストアで売られています。
この時、糖分が入っているものは避けたほうが無難です。
また徒歩圏内に買いに行けるお店がない場合は、
お水や麦茶を多めに飲むのでもOKです。
いくらかマシになります。
カフェイン入りの飲み物も影響有り
コーヒーやエナジードリンクに代表される
カフェイン入りの飲み物も、
健康診断結果に影響を与えます。
カフェインには興奮作用があるため、
血圧の数値を上げてしまいやすいのです。
見落としがちですが、
緑茶や紅茶、ウーロン茶などにもカフェインは入っています。
とはいえ、カフェインの影響は、
そこまで劇的かつ持続的ではありません。
8時間も経てば影響はまず残らないので、
「前日遅くに飲んで、朝早くから検査」
というパターンでなければ、
あまり気にする必要はありません。
とはいえ、もともとコーヒーなどのカフェインは、
眠気覚ましに使われることが多い飲み物です。
カフェインそのものが健康診断の時に残っていて、
影響を与えることはなくても、
睡眠の質が悪化したことによって、
結果に悪影響が出ることはあるかも知れません。
体質にもよりますけど、
4~8時間程度カフェインの影響は残ると言われています。
万全を期すならカフェイン入り飲料は
前日の就寝8時間前までにしておきましょう。
前日夜にもどうしての飲みたいなら、
せめてノンカフェインコーヒーや紅茶を
選ぶことをオススメします。
糖分が入った飲み物も要注意
ジュースはもちろんのこと、
コーヒーや紅茶に入れる人も多いお砂糖。
これも前日はなるべく控えたほうが良いです。
糖分は血糖値に大きな影響を与えるものですからね。
飲むなら前日の午前中までにしておきたいところです。
牛乳・乳飲料も要注意
砂糖入りの乳飲料はともかく、
牛乳は良いのでは?と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、
牛乳にも糖分が入っています。
また牛乳を含む乳製品全般には、
動物性脂肪が多く含まれています。
血液検査での中性脂肪の項目に、
影響を与えやすいので、
前日夜以降は飲まないほうが良いでしょう。
ベストな飲み物は常温の水
では健康診断の前日に向いた飲み物は何かというと、
常温かつ良質な水がオススメです。
常温の水は体にとって受け入れやすいものですし、
悪い影響もありません。
多めに飲めば排泄も促されやすいので、
あまり良くない飲み物や食べ物の影響も出づらくなります。
もちろん極端すぎるのはいけませんが、
1日3~4リットルくらい水を飲むのは健康面でプラスです。
他にはミネラルたっぷりで、
ノンカフェインの麦茶もオススメ出来ます。
神経質になりすぎる必要はないけれど
以上、健康診断前日の飲み物についてでした。
前日の朝、昼くらいまでは、
あまり気にする必要もありませんが、
夜は多少気を配ったほうが良いでしょう。