耳たぶ(耳垂・じすい)って謎ですよね…
耳からぶら下がっていて、やわらかくて、
感覚が少しにぶい…
そんな耳たぶには、どんな意味(役割)があるのか?
何のために存在するのか調べてみたところ、
「耳たぶにも意味がある派」と「耳たぶはいらない部位派」との意見、
両方が出て来ました。
どうも素人間だけではなく、
医師のなかでも見解が割れているみたいです。
それぞれの意見のまとめと、
最後にそれらを踏まえたうえで、私はどう考えているのかを書いていきます。
耳たぶにも意味がある派の意見
まずは「耳たぶには意味がある、きちんとした役割がある」派の意見から。
耳たぶの役割は、
音が入ってきた音を反響させて、
鼓膜に入れるという大事な役割をはたしていたのです。音がどの方向からきたのかなどは、脳が判断などするのですが、
耳たぶの反射がなかったら脳は確認作業にはいれないのです。事故などで耳たぶを失った人は、
音源を特定するのは難しいでしょう。脳が音を処理するときに欠かせない大事な調整役だったのです。
引用元:https://churaumikenkouin.ti-da.net/e3171805.html
整骨院を営まれている方の意見です。
外耳だけでなく、耳たぶによる反響も、
音源の判断材料になっていると主張されています。
耳たぶにも、しっかり役割があります。
1つは集音機能、もう1つは音源位置の認識です。集音機能とは、その名の通り、音を集める働きです。多くの動物では耳たぶ(耳介)を利用して、周辺の音を拡張して感知しているが、人間ではこの機能はほとんど退化してしまっているらしいです。
(中略)
よって、人間の耳たぶの重要な機能は、もう1つの音源位置の把握、つまり音がどこから来たかを認識することです。
動物は左右に2つ耳があるので、左右のどちらから音が来たかを把握することは容易にできます。では、前後の音はどうやって区別するかというと、ここで耳たぶが必要なのです。伝わってきた音波が耳たぶの壁にぶつかると、そこで音は吸収や反射という過程を経て、間接的に耳に入ることになります。この間接音と、直接耳に入ってきた音とを分別することによって、音が前から来たのか、後ろから来たのかを認識することができるのです。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1034796190
ヤフー知恵袋に出ていた意見。
こちらも「どの方向から音が来たのか」を判断しやすくするための部位という主張ですね。
加えて「主に前後の音の判断に役立っている」「もとは集音機能の役割もあった」と仰っています。
耳たぶは、正しくは「耳垂(じすい)」と呼ばれる器官で、ちゃんと存在意義はあるんです。
(実は、あってもなくてもいいんじゃないか、なんて説もあるようなのですが…)まず、耳が音を聞くために空気の振動を集める役割。
さらには、音が聞こえてくる方向を素早く判断するのにも役立っていると言われています。そしてもう一つ、熱い時には耳たぶを流れる血管から熱を放出し、
寒い時には血管が収縮して熱を逃がさないようにして、
体温を調節する機能もあると言われているんです。
引用元:http://tuitui.jp/2011/10/k01-mimitabu.html
既に出ている音を集める役割と音源判断に役立っているという説以外に、
体温調節する機能もあるという主張です。
耳たぶはいらない(なくても困らない)派の意見
では次に耳たぶは無くても良い器官だという意見を見てみましょう。
耳で受けた音を反響させたり、音の方向を判断するため、などの存在意義が唱えられることもあるが、それならば人によってなぜあれほど大きさが異なるのか? 現代では、ほとんどピアスなどのファッション面で活用されているのみ。存在意義はないとする説が有力だ。
引用元:https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201605_post_9737/
こちらはオーストラリアのラジオ番組で、
現役医師の方がコメントした内容とのことです。
結局耳たぶに意味はあるの?いらないの?
さて、ここまでの情報を踏まえてですが…
少なくとも現代人の耳たぶや役割をほとんど持ってない
というのが、正解なんじゃないかと私は思っています。
まず根拠としては、
「ピアスなどの耳飾りをしている人は周囲にたくさんいる。
でも”耳飾りをし始めて音源が判断しづらくなった”という話は聞いたことがない」
「私自身、大きめのマグネットピアスをしたこともあるが、
特に音の聞こえ方が変わったとは思えなかった」
という身近な経験。
特にマグネットピアスは、
磁石で耳たぶを挟んでつける飾りですから、
ダイレクトに影響します。
それでも聞こえ方が変わらなかった(変わっていたとしても気付かない程度だった)ということは、
日頃から役割を果たしていない部位だからなのではないでしょうか。
またピアスを気軽に開ける人は、
昔から国を問わずに多いという点もそう思う理由です。
これも実際にやってみて、
「影響は無いorほぼ無い」と感じる方がほとんどだったからではないでしょうか。
でなければ、こんなに多くの人たちに受け入れられないはずです。
以上から、耳たぶの役割は無いか、あっても微々たるものなんじゃないかと…
耳たぶのすぐ上の部分は、
確かに集音や、音源判断を助ける役割をしてそうな形状をしているんですけどね。
耳たぶ自体は何かの名残か、耳周辺の余ったお肉なんだと思っています。