便秘や下痢などと合わさって起きやすい切れ痔(裂肛)。
私も何度もなったことがあります。
痔専用の塗り薬も販売されているけれど、
恥ずかしくて買いづらいし、もったいない気がする…。
そこで思い付いたのが”オロナイン”です。
昔「痔に効果がある」と、
父親(彼も切れ痔を何度も経験済み)が言っていたような気がしたんですよね。
そこでオロナインの効果、肛門への塗り方を調べたうえで、塗ってみました。
これから解説していきます。
オロナインは切れ痔の治療に効果があるのか?
塗ってみる前に、
「本当にオロナインは切れ痔に効果的な薬なのか?」
気になって調べてみました。結果を解説していきます。
結論から言うと、
効果が期待できる成分はしっかり入っています
オロナインの主剤である
「クロルヘキシジングルコン酸塩液」には消毒効果がありますし、
止血効果があるラウロマクロゴールや硫酸アルミニウムカリウムも配合されています。
またワリセンやオリブ油といった
保湿&保護効果が期待できる成分も入っていますので、
切れ痔への効果は充分期待出来るでしょう。
とはいっても、あくまでも「汎用性がある塗り薬(軟膏)」なので、
痔専用の薬ほどは期待出来ないことを留意しておきましょう。
切れ痔のときのオロナインの塗り方
オロナインを塗る手順は以下の通り。
1.まずは患部(肛門)と指を清潔にする
出来ればウォッシュレット(切れ痔のときは出力弱めで!)、
ない場合もウェットティッシュを使うなどして、出来るだけ患部を清潔にします。
またオロナインを塗る指も綺麗に洗っておきましょう。
2.指にたっぷりとオロナインを取る
衛生面を考えると、一度肛門に触った指で再びオロナインの容器に入れるのは良くありません。
一度で必要な量を指で取るようにして下さい。
3.肛門の外側も含めしっかり塗る
切れ痔の場合、肛門の外側まで裂傷が出来ることも珍しくありません。
なので範囲をやや広げて塗ったほうが良いでしょう。
肛門の内側にもしっかり塗布したいところですが、
無理に押し広げると傷口が開いてしまうケースもあります。
切れ痔の度合いと相談しながら、慎重に塗っていきましょう。
私の場合、内側に塗ろうとすると、痛みが走る場合は無理に指は入れません。
代わりにオロナインで肛門の穴に蓋をするくらいの感覚で余ったオロナインを内側に押し込んでいます。
そうする事で、内側の入口すぐくらいまでは、
オロナインが行き渡るからです。
オロナインを塗ってみての感想
切れ痔の厄介なところは、
傷口が塞がりきる前に、また排便で切れてしまう点。
オロナインを塗っても、さすがに翌日までに治ったりはしなかったのですが、
塗らずに連日、排便したときよりは明らかに出血量が減っていました。
同じように初日は「血が少し便器内に流れる程度」の裂け方である場合、
★オロナイン無し
翌日は普通にティッシュに付く程度にはなる。
たまに切れた時と同じように流れることも。
数日続くことが多いが、忘れた頃に塞がっている。
★オロナインを日に3回くらい
翌日、ティッシュに付くが量が少なめ
3日後にはうっすら付く程度になりほぼ回復
(あくまでも個人の経験談です)
というパターンが多いです。
少し傷の治りが早く感じます。
もちろん、その他の影響(食事とか座りっぱなしで過ごす時間が長くなかったかとか)もあるので、
確実にオロナインだけのおかげ…とは言えませんが。
ある程度、効果があるのは間違いないと感じています。
軽度の切れ痔なら使う価値有り!
以上、「切れ痔へオロナインを使った場合の効果」についてでした。
ちょっとした切れ痔なら、それなりに効果的です。
ただし「痔専用の薬」や「病院での治療」には劣ります。
また生活の改善(水を多く飲む、座りっぱなしにしない、食物繊維を意識してとる)も、
合わせてしないと、しばらくしてまたなってしまうパターンが多かったです。
たかが切れ痔…と甘く見てしまうと、慢性化してしまう事も珍しくありません。
しかも傷が深くなった結果、ポリープみたいな突起物が出来てしまったり、
肛門自体が狭まり、排便が余計にしづらくなることもあります。
「オロナインを塗ればOK!」とは思わず、
他の対策もとっていきたいところです。