この記事は
の続きです。
【1】をお読みいただいてから、
この記事を読むことを、
オススメいたします。
読書感想文の書き出しは?
「読書感想文が書けない!」
という人が、
特につまづき勝ちなのが、
「書き出し」です。
書き出しは感想文の、
その後の方向性を決める重要な箇所なので、
それも当然かも知れません。
書き出しには幾つかパターンがありますが、
「読書感想文が書けずに悩んでいる人」であれば、
「とにかく後につなげやすい」
ことを重視しましょう。
というわけで、ここから先は
後につなげやすい書き出しパターンと、
そこからの「展開の仕方」を
紹介していきます!
前半の記事で作った
ご自身の箇条書きの感想を見ながら、
是非、活用してみて下さい。
★パターン1.一番強く思った事を最初に持ってくる
前半の記事で紹介した
箇条書きの例から使ってみましょう。
たとえば
・裏切り者だと思っていたジョンが
実はずっと主人公のために、
裏で頑張っていたのを知ったときは泣いてしまった。
この部分をもとに書き出しを作るのであれば、
私が×××(読書感想文で書く本の名前)を読んで、
一番強く思ったのは、
「相手の全てを知っている、
そんなことは有り得ないのに、
その人のことを決め付けてしまう…
それはとんでもない間違いだ。」
ということです。
「主人公は世界の秘密を知っている」
とジョンが暗黒組織に話したとき、
僕は
「ジョンは主人公を裏切った!
主人公を売って、
自分の保身をはかったんだ!
酷い奴だな。」
と思っていました。
なのでジョンが
「主人公が世界の秘密を知っているのではないかと、
もう暗黒組織は疑い始めている。
どうせバレるのは時間の問題だ。
ならばいっそ、自分が密告することで、
組織から信用されたほうが、
先々で主人公の助けになれる。」
という冷静な判断のもと、
敢えて密告したのだと知ったときは、
本当に驚きました!
そんな方法、私だったら思い付きもしません。
私がジョンの立場だったら、
きっと…
(中略)
私の場合、これから先の人生でも、
世界の秘密や暗黒組織と関わることはないでしょう。
でも
「友達が自分を裏切ったように見えても、
”もしかしたら、これには事情があるのかも知れない”
と考え、友達を信じ、安易に恨まずに済むかどうか。」
試されるときや、
「自分が悪者になってでも、
友人にとってプラスになる行動が取れるかどうか」
試されるときはくるかも知れません。
前者のときは、
今回、主人公がした失敗を教訓とし、
後者のときは、
ジョンのように賢く強くありたいです。
こんな感じですね。
この書き出し方法には、
・最初に結論があるので、
読み手に印象付けしやすいしわかりやすい。
・その後の展開がやりやすい。
というメリットがあります。
構成としては、
1.軸とする感情・感想
(上記の例だと
”「相手の全てを知っている、
そんなことは有り得ないのに、
その人のことを決め付けてしまう…
それはとんでもない間違いだ。」と思った”の部分。)
2.その感情・感想に至るまでの流れ
(上記の例だと、
”「主人公は世界の秘密を知っている」”から
”敢えて密告したのだと知ったときは、
本当に驚きました!”までの部分。)
3.「自分ならどうか」とか
「自分が過去に経験した似たような出来事」とかを絡める
(上記の例だと、
”そんな方法、私だったら思い付きもしません。”
から中略の部分。)
4.結びとしてこの本から得た教訓など
(上記の例だと、
”私の場合、これから先の人生でも、”から
”後者のときはジョンのように賢く強くありたいです。”の部分。)
という流れがやりやすいでしょう。
読書感想文が書けない!【3】に続く!
では次に
パターン2.この本との出会い・選んだ理由の、
例文を紹介…
といきたいのですが、
かなり長くなったので、
読書感想文が書けない!【3】
に続きます!