(はたして、コイツは凶器に成り得るのか!?)
「扇風機で死ぬことがある」
なんていうウワサ話を聞いたことがありませんか?
もちろん扇風機が鈍器として活躍したとか、
扇風機を利用した巧みなトラップが組まれたとか、
そういう話ではありません。
「就寝時に扇風機の風に当たっていると、
体が冷えて死ぬことがある」
というウワサ話です。
一見、嘘っぽいのですが、
信憑性がありそうな説や情報もチラホラ…。
なので単なる都市伝説と笑い飛ばすことはできません。
またもしも死ぬ危険がある場合、
首振り機能を使えば、
そのリスクを回避もしくは軽減できるのかどうかも
知りたいところです。
それでは、
「扇風機で死ぬ」という話の出所と、
「どのように死ぬという流れなのか」
というところから調べていきましょう。
「扇風機で死ぬ」という話の出所は?
そもそも「扇風機で死ぬ」という話の出所は?というと、
1970年代から1980年代の新聞で、
何度か死亡例が報道されたところからだと思われます。
1987年の毎日新聞では、
「都内では’86年にクーラー・扇風機が人を殺す例が5件あった」
なんていう掲載も!
しかし
「扇風機やクーラーが人を殺す」
って、何だか変な響きですね^^;
(お前、本当は危にゃい奴なのかにゃ?)
また元プロ野球選手の吉沢岳男さんの死因は、
「扇風機の電源の切り忘れたための脳出血」
だといわれているそうです。
(吉沢岳男さんは当時38歳。
但し上記の説について、裏づけは無し)
どうしてそんなことが起こり得るの?
さて…新聞で報道されたこともあるとなると、
「根も葉もないウワサ」ではなさそうです。
ではいったいどういう流れで
「扇風機による死者」が
発生すると言われているのでしょうか?
幾つかの説がありますが、
特に支持されている説は以下の通りです。
「汗を掻いて扇風機にあたると、
その風によって、汗がどんどん蒸発していく。
これによって熱が奪われ、低体温症になって死ぬ。」
もしくは
「同じく汗が
どんどん蒸発していくことにより脱水症状に陥る。
その結果、血液がドロドロになってしまい、
心筋梗塞や脳梗塞が起きて死ぬ。」
うーむ。
なるほど、そういうことですか。
新聞でも報道されていたようですし、
その理論も何だかそれっぽい。
これは実際にありそうですね。
じゃあ次は首振りでも起こるのかについて…
なんて思いたくなりますが、
ちょっと待って下さい!
新聞の内容がいつも正しいとは限りませんし、
上記の理屈についても、
本当に起きる可能性があるのでしょうか?
まだまだ長くなってしまうので、
ここで記事を分けます。
続きは
■扇風機の風で死ぬことはある?首振り運転の場合は?【後半】
をご覧下さい。